2026.08.19

2026夏出張シノギング"夏の暑さを凌ぐ"

過日開催した真夏の出張シノギング。

@shinogi_axesquin

今回は夏の暑さを凌ぐべく、北杜市の沢と山の中を凌いで参りました。

まずはアクシーズクイン“凌”の伝道師・柳谷さん

@disco_dangdut_shinji

によるアイテム紹介からスタート。

一般的な登山の道具が「山から身を守る」ことを前提に作られることが多い中、凌の服は遊び方に合わせて「凌ぐ」という思想で作られている。

あえて背中を丸々と大きく開けたアイテムなど、一見気を衒っているように思えても、実際に着てフィールドに立つとこれが実に心地よい。

そしてシノギング案内人、モリカツさん

@morikatujp

から本日のエリア地形図が配られ、コンパスで方向を確認。

コンパスと地形図を使って、いま自分が立っている場所を地図上に落とし込む。

この体験だけでも、初めて地図読みに触れる方には大きな経験と感動であり、ここから大冒険が始まります。

かっこいい道具を持つことに満足せず、道具の力をちゃんと引き出し、使いこなせる人でありたい。そう気を引き締め直す瞬間です。

本日のルートを確認し、まずは涼を求めて川を遡上。

コンパスが真南を指し、地形図と周りの景色をすり合わせていく。

「どうだろう?おそらくここかな?」

「いや、もっと先じゃない?」

何度かそんなやりとりを重ねながら、確信のポイントへ。

その道中に広がる綺麗なナメ沢が実に最高で、冷たい水に触れながら夏の暑さを自然と凌いでいく。

低山や里山であっても、沢を歩くだけで驚くほど涼しく、快適な世界が広がっています。

確信の場所からはいよいよ山セクションへ入り、本日のハンモックポイントを目指します。

何組かに分かれ、それぞれがアプローチしやすいルートから目的地へ。

思い描いた場所へ無事に辿り着けるのか。期待と不安を胸に、地形図とコンパスだけを頼りに一歩一歩進む。

辿り着いた場所は、まさにユートピア。

そこには誰もいない広大な空間が広がり、参加者の皆さんの顔にパッと笑顔が溢れます。

まさに、みんなだけの秘密基地。

ここで柳谷さんからハンモックのレクチャーを受け、凌のハンモックプロダクトが持つ圧倒的な素晴らしさを体感。

ただの四角い布などではなく、凌ぐためのこだわりが詰まった道具の真価を知る時間となりました。

それぞれが思い思いの場所を見つけ、至福の癒しタイムへ。

その傍らでは、モリカツさんによるロープワーク、火おこし、ナイフのレクチャーが始まります。

難解な専門用語で「〇〇ノット」と語るのではなく、小学校で教わったような基本をベースに、山で本当に「使える」方法をシンプルに教えてくれる。

道具と知恵がシンプルに繋がっていく、まさにワンダフルなモリカツワールド。

お腹を満たし、木漏れ日の中でハンモックに揺られる時間はなんて豊かなのでしょう。

急ぐ必要なんてどこにもない。この豊かな時間を味わうために、私たちはここに来たのだから。

「最高だな……」

ゆらゆらと揺られながら、思わず口から言葉が漏れ出します。

さて、じっくりと涼と癒しを堪能したら、いよいよ出発。

ここからは山を下り、途中に幾筋も伸びる複雑な尾根を正確に見極めながら、目的の場所へと降りていきます。

実はこの「ヌメっと滑らかに広がる尾根の分岐」の下りこそが、地図読みの真骨頂であり難しいところ。慎重に慎重に足を進めます。

「あの尾根は北に振れすぎているな」

「違うよ、こっちだ」

何度も現在地を確認し、慎重に歩みを進めてついに林道が見えてきた!

さあ答え合わせ、一体どこに降り立ったのか……?

「いやーー!やっぱりさっきの尾根だったか……!」

思わず頭をかくような着地点。けれど、誰かが笑顔で呟いた。

「いやー、だから地図読みは楽しいんだよね」

そう、完璧にいかなくてもいい。

たくさんの「たられば」の経験を重ねて失敗し、考えることこそが、感覚を研ぎ澄ましていく近道。

下山後は、本日の出来事や体験をみんなで和やかに振り返ります。

山の遊び方は十人十色。アルプスのような雄大な絶景を目指して登るのももちろん素晴らしいけれど、子どもの頃に秘密基地を探し探検に出かけた、あのワクワクするような山の遊び。

それはどこか、「生きること」そのものに直結しているような感覚です。

誰も歩いていない場所を地形図から探し出し、知恵を絞り、技術を身につけて居を構える。

水を得て、食を得て、火を焚き、今日を生きる。

山は単なるアクティビティの場ではなく、生きるための場所。

知恵を絞ること、そしてそれをそっと支えてくれる道具たち。

シノギングは、そんな山歩きの原点とも言える大切な一編を教えてくれるのだと、改めて感じます。

最後は、まゆねえさんの一本締めにて無事に完結!

イベントに参加して終わりではなく、今回の経験を糧に、それぞれがまた新たなシノギングの旅へ。

知恵と工夫で山を凌ぐこの遊びこそが、きっと日常を逞しく歩む「生きる力」へと繋がっていくはずです。その魅力を、これからもみんなで伝え続けていけたら嬉しく思います。

秘密基地を探しに、また旅に出よう。


ご参加いただいた皆様、今回も本当にありがとうございました!

#アクシーズクイン凌

#出張シノギング

#sunday_kofu

#RooTSoFTHEFLowER