

一歩ずつ積み重ねた先に広がる天国の稜線へ。平標山〜仙ノ倉山 周回コース
日付: 10月1日
天気: 快晴のちガス・強風(時折ドラマチックに晴れ間が広がる)
コース: 平標登山口 → 松手山 → 平標山 → 仙ノ倉山 → 平標山(昼食) → 平標の家 → 林道 → 平標登山口
100km続く稜線に思いを馳せて
今回の舞台は、新潟と群馬の県境に位置する平標山(1,984m)から仙ノ倉山(2,026m)。
こちらのルート、土合口から野反湖・三国峠へと稜線100kmに及ぶ「ぐんま県境稜線トレイル」のハイライトとも言える重要なセクション。
100kmという壮大なスケールのほんの一部ではありますが、その一歩を踏み出すワクワク感とともに歩みを進めました。
朝、秋晴れの素晴らしい快晴のもとスタート。
平標登山口から松手山までは、標高差約700mを一気に押し上げる急登が続きます。
黙々と脚を動かしていくと突如として樹林帯を抜け、視界がパッと開けました。
そこに広がるのは、どこまでもどこまでも続く圧倒的な稜線美。苦しい登りを一瞬で吹き飛ばすほどの感動が胸に迫ります。
松手山を過ぎると、ここからは夢のような稜線歩きがスタートします。
このルートの一番の魅力は、何と言っても「稜線を歩くことの気持ちよさを、最初から最後までたっぷりと味わえる」という点に尽きます。
歩く度に山肌や笹原の表情がくるくると変化し、どれだけ足を動かしてもまったく飽きることがありません。風を感じ、開けた空の下でどこまでも続く一本道をなぞっていく感覚は、まさに至福そのもの。
平標山に近づくにつれ、次第に下からガスが上がり始め、風も強くなってきました。
しかし、この風とガスこそが今日の山行をドラマチックにしてくれました。
重く流れるガスが強い風によって一瞬で吹き払われ、目の前にパッと光が差し込む——。
その瞬間に現れる山肌と稜線のコントラストは、言葉を失うほど美しいものでした。

平標山から仙ノ倉山へと伸びるルートは、まさに「天国」という表現がぴったり。
空へとつながるような美しいトレイルを歩く時間は、何にも代えがたい時間でした。

仙ノ倉山からの絶景を堪能したのち、平標山まで戻っての休憩
今日は「おにぎりと味噌汁」
吹き抜ける風を感じながら、味噌汁と絶景の中で食べるおにぎり最高でした。
帰りは平標の家を経由し、樹林帯を下って穏やかな林道を通って登山口へと戻りました。
平標山・仙ノ倉山は、決して危険な箇所が多いわけでも、テクニカルな岩場があるわけでもありません。
「誰もが一歩一歩を確実につみかさねれば、必ず辿り着くことができる景色」がここにあります。
だからこそ、時間というものに縛られることなく、刻々と変わる山の変化や稜線歩きの心地よさを、ただじっくりと噛み締めたい——そんな思いが強く残る山でした。
そして今回、この美しい稜線を歩いたことで「ぐんま県境稜線トレイル」への興味がグッと深まりました。
全長100kmにも及ぶあのトレイルの、その先、その先を繋いで、歩いてみたい。
また必ず、この心地よい稜線に会いに戻ってきたいと思います。
※最後まで、お読み頂きましてありがとうございます。